インド人はコーカソード系だから、ヨーロッパ人と同じはずなのに、白人と違って肌が褐色人とが多いのはどうしてだろうか、と思ったことはありませんか。

確かに、インド人は人種的にその7割がコーカソイド系に分類されます。

よく勘違いされていることですが、「コーカソイド」=「白人」ではありません

インドだけでなくアラビア地方にも多く見られる有色コーカソイドというものに分類されます。

インドは多人種多民族国家で、インド人は3つに人種に大きく分類されます。

人種の下に文化や風習によって分類した民族がありますが、ここでは人種による分類だけを述べます。

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最も多く分類される人種のアーリア族

インド人口の約70%がアーリア系とされています。

地中海沿岸部からアラビア半島、西アジアへと広がっていったコーカソイドが起源です。

紀元前1500年ごろ、バンジャブ州でいくつかの部族が集まって勃興し、先住民族を追いやって支配層になったといわれます。

古代アーリア人の歴史は抒情詩『ヴェーダ』に記されており、現在は枯れてしまったサラスヴァティー川に文明を築いたとされます。

長身で鼻が高い人が多く、やはりヨーロッパ系に近いです。

肌の色は住んでいる地域と混血具合によって白色~褐色まであります。

インド北部に多く住んでいます。

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インド先住民族ドラヴィダ族

インド人口の約25%がドラヴィダ系とされています。

数万年前にアフリカからやってきたインドの先住民族といわれていますが、ドラヴィダ語族がシュメール語と似ていることもあり、紀元前5500年ごろにイラン高原から流れてきたという説もあります。

古代インドでインダス文明を築いた人たちです。

アーリア人の侵攻に伴い南部に追いやられたといわれていますが、当時の地球規模の気候変動による温暖化で南に移動しただけという説もあります。

かつてはオーストラロイドに分類されていましたが、現在はDNA配列を基に古モンゴロイドに属する学説が有力です。

身長は低いが手足は長く、肌は褐色、彫りが深く、髪の毛は天然カールが多く、暑さに強い人たちです。

南部に多く、タミル地方がドラヴィダ族のその中心地になりますが、タミル人はオーストラロイドに分類する学説もあります。

東北部に人種はモンゴロイド族

インド人口の約3%がモンゴロイド系とされています。

中国とネパール、ミャンマー、ブータン、パキスタンと国境を接している北東部、地図を見るとインドの飛び地のようになっている地域に多く住んでいます。

歴史的にイギリスの時代、パキスタンの時代、ビルマから侵攻を受けた時代などがあり、現在でも国境紛争が起こっている地域であり、分離独立しようとする動きがあります。

見た目や文化、風習が他地域のインド人とは明らかに異なるため、他地域では同じインド人とはみなされず、差別の対象となってしまうことが社会問題になっています。

最後に

インドはこれらの人種が長い歴史の中で様々な割合で混血し、グラデーションのように分布している多民族多人種国家、人種のるつぼです。

人種の違いに宗教の違い等が加わり、差別を肯定するバラモン教の流れをくむヒンズー教の教えからくるカースト制度がなかなかなくならないことが問題となっています。

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